
ITパスポート試験対策
研修の概要
対象者
文系・理系大学生、新入社員社員、中堅社員
標準日程
講義と演習 標準コース 70時間
研修のねらい
研修のねらい
この講座は、ITパスポート試験に合格できる実力を身につけることを目的とします。この試験で問われるのは、企業の経営戦略にそって、業務プロセスを情報システム化し、これを維持・改善できる力です。本講座では、コンピュータやインターネットに関する知識が浅い学生を前提に、企業活動に必要な情報管理、コンピュータ・ネットワークの初歩的な理解からはじめ、この講義を通じて、「ITパスポート試験のシラバスVer.6.0」に提示されている全試験範囲の包括的修得を目指します。
研修の進め方
最新のIPAシラバスv.6.0に準拠した講義と演習が中心です。テキストは講師オリジナルのビジュアルチャートで構成されています。
また、単に用語の説明や暗記にとどめることなく、HTMLによるホームページの作成、Excelによる表計算、擬似言語に近いPythonをもちいた簡単なプログラミングなどを実体験できるコンテンツになっています。
講習参加にあたっての注意点
【講義に臨む姿勢】
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受験するのは自分である、という主体的姿勢をもつ。
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理解できないことは放置せず、遠慮なく教員に質問する。
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社会問題、経済産業課題を意識して生活する。
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すき間時間に理解度チェックの習慣を。
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60%以上正解の自信がつくまで、演習/定着を自主的にくり返す。
【到達目標】
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ITパスポート試験(120分、100問)で60%以上正解できる基本知識の包括的修得。
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キーワードの背景、概念、意味、構成と要素、機能の要点を確実に理解する(細部のテクニカルな理解は不要)。
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試験に頻出する頭字語(acronym)、カタカナ英語を確実に理解する:ex. OJT, ROE, CIO, ROM, RAM… キャッシュフロー、エンタープライズサーチ、ランサムウェア、ペネトレーション、サイバー空間。
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筆算での確実な四則演算の能力を維持・向上させる(試験に電卓は持ちこめない)。
【受講に際して】
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受験するのは自分である、という主体的姿勢をもつ。
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理解できないことは放置せず、遠慮なく教員に質問する。
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社会問題、経済産業課題を意識して生活する。
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すき間時間に理解度チェックの習慣を。
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60%以上正解の自信がつくまで、演習/定着を自主的にくり返す。
テキスト等
講義スライドを中心にしたオリジナルの資料に加え、適宜ワークシートを配布します。
参考書等
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城田 比佐子「情報処理教科書 イラストで合格! ITパスポート キーワード図鑑」翔泳社(2021)
受講者への要望
グループ活動には、互いに当事者意識(=責任)をもって参加してください。自分を知り、自分の可能性を試す場だという心構えで臨んでください。
研修カリキュラム
講義時間の目安:3時間/回
第1回 ガイダンス、経営・組織
第2回 業務の把握と分析・改善計画、データ活用、意思決定、問題解決
第3回 売上と利益、会計と財務諸表、知財
第4回 セキュリティ、労働・取引法規、標準化
第5回 経営戦略と分析ツール
第6回 経営戦略と分析ツール
第7回 マーケティング戦略、戦略と目標・評価
第8回 経営管理、技術開発戦略
第9回 ビジネスシステム、エンジニアリングシステム、e-ビジネス、IoTシステム戦略、業務プロセス、ソリューションビジネス
第10回 システム化計画、要件定義、調達計画・実施、システムとソフトウェア設計、プログラミング
第11回 導入・保守、開発手法、プロジェクトマネジメント
第12回 サービスマネジメント、システム監査、ガバナンス、2進法と論理演算
第13回 2進法と論理演算、情報量の単位と表現
第14回 メモリとデータ構造、アルゴリズムとプログラミング、プログラム言語
第15回 コンピュータの種類と入出力装置、システムの構成と各要素の機能
第16回 システムの構成と各要素の機能
第17回 システムの処理形態と構成、性能指標、信頼性・経済性、OSの種類と4つの機能、ファイルの管理とアクセス方法
第18回 ビジネスアプリ
第19回 情報デザインとインターフェース設計、マルチメディア技術と応用、データベースの構造
第20回 データベースの構造・設計・操作・管理
第21回 ネットワークの方式と構成、通信プロトコル、仕組みとサービス
第22回 サイバー攻撃の脅威と情報セキュリティの目的、情報セキュリティ管理
第23回 情報セキュリティ対策と実装方法